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ドライブレコーダーが大々的に変わるのは今回が初めて?

太陽光線は遮られて林床の下には草もなくなり、落雷でも発火しにくい。
ところが、マツは「陽樹」で光線がないと育たないために、自分の子孫は密生したマツ林内では育たないという自己矛盾を起こして、親木の老齢化とともに森林そのものが枯れていく。 一方で、林内では日照が少なくても育つ「陰樹」のトウヒやモミなどの若木が育ってくる。
そのままだと、いずれはトウヒやモミを主体としたこの一帯の森林の最終段階、「極相林」(クライマックス)に到達する。 積極的に消火されてきた。
ところが、1960年代に入って、生態学的な自然観が支配的になるにつれて、自然発火は本来の自然現象で結果としてかえって自然が多様化するという意見が強くなり、76年以来人為的な失火以外の消火は行わないことになった。 この国立公園では山火事は珍しいことではない。
76年から87年までに一135件、年平均15件の割で発生している。 その中で焼失面積が400ヘクタールを超えるものはわずか8件で、大部分は40ヘクタール以下の小規模なものだった。

しかし、桁違いに大きな規模になった88年の山火事は、国内に激しい論争を引き起こすことになった。 山火事の放置策は良かったのか悪かったのだが、この途中の段階でマツが枯れ始めた一方、林床の燃えやすいトウヒ、モミはまだ背が低い11森林の形成開始から100〜300年たったこのころが、もっとも火が広がりやすい状態になっている。
最近のイエローストン国立公園はこうした火にもっとも弱い段階に入っていた。 これに、全米を襲っていた異常気象が加わって予想外に山火事の規模を拡大したというのが、「放置策の支持派」の意見だ。
当時は、ミシシッピ川の水位が平年の4分の一にまで減り、同国立公園でも指定以来26年の歴史でもっとも降水量の少ない年だった。 これに、秒速30メートルもの強風が加わった、とみる。
一方、自然にまかせる方針は裏目に出たという厳しい批判もある。 イエローストンは人気のあるオーパーユース国立公園だけに、適正の収容力以上に観光客が押し寄せて「過剰利用」の状態になっている。
あちこちに道路や観光施設が設けられて、もはや本来の独立した生態系からはほど遠く、山火事も自然のサイクルにまかせるには無理があるというのだ。 たまたま、世界的に関心を集めた3カ所の山火事を取り上げたが、東南アジアや西アフリカの森林地帯でも山火事はこれまでにない勢いで増加している。
例えば、森林破壊の深刻なフィリピンでは、破壊原因の5割以上が山火事によるものだし、同じように世界で最悪の熱帯林喪失国に数えられるコートジボアール(象牙海岸)も4割は山火事によるものだ。 国連食糧農業機関(FAO)は、毎年のように山火事の激増に警告を発している。
だが、たまたま山火事という形で現れるだけで、本当の原因は森林の荒廃にあるだけに問題の根は深い。 運河の危機パナマ運河は、パナマの独裁者ノリエガ将軍の身柄拘束や南アメリカから密輸される麻薬の中継基地をたたくのを目的にした米軍の進攻で、1989年111月に一時的に閉鎖された。
しかし、近年はこうした事件がなくても、各国の海運業者や船会社は運河が通れるかどうかに神経を尖らせてきた。 定期的に発表される「最大通航吃水」のデータには一喜一憂している。

この情報によってどれだけの吃水の船まで通れるかが分かり、それによっては、大型船を南アメリカ南端のホーン岬回りにしたり、積み荷を少なくしなければならないからだ。 それというのも、このところ運河の水位の変化が激しくなり、何年かに一度は、大幅な通航制限がとられるほどに水位が低くなる事件が起きているからだ。
とくに、1983年5月から8月にかけて運河の水量が大幅に減り、水位が下がって通過船舶に吃水制限がとられた。 困り果てたパナマ政府は、ついには人工降雨の実験までした。
実は77年5月にも、運河の水位が91センチも下がったために通れない船舶が続出し、船荷の一部を運河と並行して走っている鉄道に振り替えて吃水を上げて、やっと通過する騒ぎがあった。 それでも通れない船はホーン岬回りを余儀なくされた。
こんな事件が何年かに一度は起きるように土砂の流入で竣喋されるパナマ運河になった。 1914年に完成した運河は89年に開通75周年を迎えた。
この間に、運河を通過した船舶は68万隻にものぼる。 この運河の完成によってそれまでに比べて、太平洋から大西洋への輸送を一万数千キロ、時間にして数週間も短縮した。
現在も、世界の海運の5パーセントに相当する年間一万2000隻が通過しており、その積み荷の半分は日本の輸出入に関わるものだ。 そこから上がる通航料は1987年だけで3億一1700万ドル(531一億2000万円)、パナマのGNPの8パーセントに当たる収入を生み出している。
運河は、パナマにとっても生命線である。 この運河の生命線は水である。

全長8ニキロの運河は6段の水門式で、隣り合った水門を一つ一つなげるように、水の注入・排水によって水位を同じに調節して、船舶が山を越えて移動していく。 このため大量の水の出し入れが必要で、この水は運河のカリブ海寄りにあるガトゥン湖と、中央部の北にあるマデン湖から供給されている。
この湖は、熱帯林に覆われた谷をせき止めて造った人工39焼かれる熱帯林北米と南米をつなぐ中央アメリカの地峡は、かつて世界でもっとも多様といわれる豊かな熱帯林が残されていた。 1513年にスペインのコンキスタドール(新大陸征服者)。
バルボァが、パナマ地峡を横断して太平洋に達したときの記録には、厚い熱帯林に行く手を阻まれて難渋するくだりがある。 いかに豊かな森林であったかがうかがわれる。
だが、その緑なす地峡も、過去30年ほどの間に、いたるところでずたずたに切り裂かれ、緑なき地峡に変わっていった。 それを何よりも象徴するのが、パナマ運河の水位低下事件である。
運河の水量がだんだん減りつつある原因は、船に乗って運河を通ると容易に想像できる。 とくに雨期の豪雨の直後には、水かさがふくれ上がった周囲の川から、多量の土砂のために赤くなった水が音を立てて流れ込んでくる。
さらに、両側の斜面のあちこちに新しいがけ崩れの跡が走る。 運河から少し奥に入ると、一帯を覆っていたはずの熱帯林は虫食いだらけだ。
米国務省の「熱帯の森林破壊に関する戦略会議」(1978年)議事録によると、1952年にはガトゥン湖の周囲の85パーセントは手つかずの熱帯林に包み込まれていた。 ところが、76年の航空写真を分析すると、35パーセントしか残っていなかった。
最新の調査では、森林面積は30パーセントにまで減っている。 運河を管理しているパナマ運河委員会の調査によれば、マデン湖一帯の森林消失率は、1983年現在で年に800ヘクタールほどで、7万7200ヘクタールの熱帯雨林が残されていた。
だが、このままのスピードで破壊が続けば、1010年には5万5600ヘクタールにまで減ってしまう森林破壊の原因は、土地のない農民が水源の熱帯林に入り込んで焼き畑農業を行い、さらに牧場主によって広大な森林が伐採されて放牧地がつくられていることにある。


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